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Posts Tagged ‘衆院選’

社会を変えたのは、いつの時代も若者だった。

 

久しぶりの更新になってしまいました。
師走より早く走りたいと前に書きましたが、早く走るどころか完全に飲み込まれかけてます。ただ、忙しいからといってブログ更新が途絶えるのは自分でも情けなく思います。忙しいときこそ、ですね。

 

 

今日の選挙、僕が投票権を得てから初めての選挙でした。ということで人生初の投票をしてきたわけですが、いろいろと思うところはありますね。その中でも、やっぱり”投票率”については書かなきゃならないでしょう。

 

今回の選挙、投票率はわずか59%程度だったそうで。投票率の低さは事前にある程度予測されたことではありましたが、それでも実際にこうして数字を目の当たりにすると愕然とします。投票しない理由として「1票くらいじゃ何も変わらない」とか「誰が当選したって何も変わらない」ってのがよく聞かれますが、この理由、僕は全く理解できないです。

 

1票くらいじゃ何も変わらない。

違います。1票で変わるんです。僕らは1票でこの国の未来を、自分の生活を変える権利をもっている。選挙っていうのは、1票が集まって成り立っているんです。得票数が何百万票であろうが、その本質は1票1票であり、ひとりひとりの声なんです。株式総会みたいに大口株主が一人で何割もの票を持っているわけじゃない。1票くらいじゃ何も変わらないと思って投票しなかったあなたのせいで、想いが込められたたくさんの1票がムダになることもある。

 

誰が当選したって何も変わらない。

違います。全然違います。こういうこと言う人って、世の中のことを全く知らないんだと思う。今回だって、大事な争点はたくさんあった。それぞれの争点に関して、それぞれの候補者・政党は異なる立場であって、彼らの誰が勝つかで日本の未来は大きく変わる。今までもそうして変わってきた。
それでも「変わらない」「変わっていない」と思うのは、たった4年やそこらでバブル期みたいな経済が戻ってきて、外交問題も領土問題も全て解決して、税金もあがらず年金制度は完璧に持ち直し、社会保障も充実し雇用も改善される、そんなことを妄想しているからなんでしょうか。国が「変わっていない」んじゃなくて、あなたが「何も知らない」だけだと思います。

 

 

なんだか愚痴みたいなことばかり書いてしまいましたが、ほんとは書きたいことはもっとたくさんある。ちょっと頭を整理して、時間ができた頃に落ち着いて続きを書きます。「きれいごと言う人ほど泥臭く生きている」とか「任せきるのではなく考え続けること」とか「情報収集と意見の構築」とか、そんな感じのタイトルで何回かに分けて書くことになると思います。

 

けど最後にこれだけは。
数年前から今まで色んな場で言ってきたし書いてきたけど、これからの社会をつくっていくのは僕たち若者です。これからの未来を担っていくのは僕たち若者です。僕たちが声をあげなくてどうするんですか。僕たちが諦めてどうするんですか。

日本の若者のあまりの投票率の低さ。義務ではない以上、投票しない人を一人一人責めたりしようとは思いませんが、投票しようと思わない若者がたくさんいる今のこの社会に大きな失望を感じます。一方で、同じようなことを感じている同世代が少なからずいることは、数少ない希望だとも思います。我武者らに闘っていきましょう。未来は僕らの手で作っていきましょう。

 

 

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選挙に行きましょう。

 

衆院選まであと1週間。僕にとっては初めての選挙です。

 

最近は選挙関係の報道も増えてきたし、街頭演説もちらほらやってるし、SNSを含めネット上でも選挙関連の記事が多く上がってます。僕がここで書いておきたいのは、選挙に行きましょう、ということ。すごく普通のことですね。それぞれの政党や争点についての個人的な見解は今日は置いておきます。

 

 

いわゆる「普通選挙」が行われている日本。成年男子による普通選挙が認められたのは1925年。男女平等の、完全なる普通選挙が認められたのは1945年。普通選挙は僕らが生まれるよりもはるか前から存在してたわけです。僕らにとっては普通選挙は普通のことであり、当然のもののように感じられる。だって、生まれたときからそこにあったわけだから。
けど人類の長い歴史から見れば、普通選挙が普通になったのは本当に最近のことでもある。現在でさえ、世界に目を向ければ普通選挙はすごく貴重なもの。選挙自体が存在しない国もたくさんある。

普通選挙って普通じゃないですよ。普通選挙ってすごいことだと思います。

 

 

みんな知っている通り、日本の投票率は低い。若い世代で特に低い。60歳代に比べて、20歳代は投票率も投票数も約半分だとか。”若者の投票率の低さ”とか”政治への関心の無さ”とか、騒がれすぎてだんだん「まあそんなもんだ」みたいな感覚が広がってる気がするけど、これは異常事態だと思います。国を作っていくのは、間違いなく若者なんです。これから、僕たちの時代が来るんです。僕たちが日本を、世界を引っ張っていくんです。投票くらい行かなくてどうするんですか。

「政治なんて興味ねーし」とか「どうせ1票くらいじゃ変わらない」とか「誰に投票したって変わらない」とか、そうやって斜に構えているより、しっかり考えて1票入れにいくほうがよっぽどかっこいい。

 

たしかに政局が迷走していたり、呆れるような出来事がたくさん起こったりしている。政治に興味を失ったり、未来を感じにくいのも分かる。けど、政治や国をつくっているのは、政治家じゃなくて国民です。
政治家は国民が選んだものなわけで、僕らには彼らを選ぶ権利があるんです。国民が政治を選んできたんです。
政治を興味をもてないものにしてしまっているのは、政治家じゃなくて、本当は国民なんだと思います。

政治や国を変えられるのは、国民しかいないんです。権利と可能性を自ら放棄して、その先に何があるんですか。小さな権利かもしれないけど、小さな可能性かもしれないけど、そこにかけましょうよ。

 

そして、普通選挙であること、平等に投票権があることに感謝しないと。天から勝手に降ってきたものではないんだから。先人達の苦労があって、ようやく手にしたものなんだから。

 

 

P.S.

「私はこう思う」「私はこの政策を支持する」っていう意見は是非シェアすべきだろうけど、「みんなこうしましょう」とか「みんなでこれに反対しましょう」みたいなのは好きじゃない。ネット上にそういうものが溢れているけど、それぞれの声をきちんと吟味して、そういったものに流されずに、自分の考えのもとに判断したいですね。

 

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日本未来の党に未来はない

 

アグレッシブというかなんというか、昼間から刺激的なタイトルを掲げてしまってドキドキw

 

来月の衆院選に向けて政局が慌ただしく動いている。いつものことと言ってしまえばその通りなんだけど、それにしても年々ひどくなっている、劣化していると感じてしまう。
ここ数日で最も大きな動きと言えば、日本未来の党。結構な勢力を集めているようだけど、何を目指す政党なのか全く伝わってこない。卒原発だか脱原発だか知らないけど、現時点で掲げられることが原発問題と子ども手当てしかないってどうなんだ。
そして、(これは太雲さんもfacebookに書いていたけど、)原発問題を目玉にしているにも関わらず地球規模での問題認識ができてないし、Global Governanceに関して何も言及できていない。付け焼き刃の目玉公約だから、「何となく良いこと言ってます」的な雰囲気で国民の信を得ようとするから、こうやって物事を”点”でしか捉えられないんだと思う。

同じようなことは日本維新の会にも言える。昨日の会見での石原さんの第一声は「あんまり、小さなこまごました政策を話してもしょうがないんだよ」。橋下さんも「僕らのもの、『骨太』ね。薄っぺらいように思うかもしれませんけど、一内閣でそんだけやったら、もう歴史に残る内閣ですよ。書きゃいいってもんじゃないんですから」と。
”小さなこまごまとした政策”とやら、話してもしょうがないんじゃなくて、話せないんじゃないかと思ってしまう。”骨太”、薄っぺらいどころか穴だらけ。体重かけたらすぐ崩れ落ちますよ。「一内閣でそんだけやったら」というのは、「それしかやらない」と聞こえてしまう。
そもそもなんでこの二人がタッグを組めるのか、いまだに不思議でならない。つい一ヶ月前まで全く違うこと言っていたでしょうよ。歩み寄りと言えば聞こえはいいけど、あなたの信念はどこに行ったの?という感じ。”政党”としてどう考えるかも大切だけど、”あなた自身”がどう考えているかが聞きたい。”政党”に合わせて”自分”をころころ変えるのやめましょうよ。

 

現代の社会においては、あらゆる問題が複雑に絡み合ってる。どこか一点を重要視して、そこの解決に全力を注ぐのは結構なこと。だけど、”語る”だけでなく”変える”ためには、全体を理解してなきゃならない。そういった視点が明らかに欠落した代議士があまりに多すぎるんじゃないかと思う。

 

ついでに言えば「日本未来の党」とか、その前の「国民の生活が第一」っていう名前自体が劇場型政治の象徴じゃないかと思う。政党に国家の未来が託されているのは当たり前のこと。国民の生活が第一なんて、政治の第一義であって、定義みたいなものでしょう。国民の生活をどう良くしていくかを考えることは、政治の本質そのものでしょう。それをわざわざ政党名として掲げちゃうから、結局どういう政党か分からなくなる。保守派なのか革新派なのかも分からない。

 

 

ただね、こうやって「何となくそれっぽい感じのこと」を掲げることが選挙活動のスタンダードになってしまったのは、国民が「何となくそれっぽい」っていう感覚だけで投票してきたからなんだと思う。そういう意味では、ただ政治の在り方を批判するのではなく、国民一人一人がきちんとした知識と意思をもって投票に行くことが大切なんだろうね。

 

12月16日。みんな選挙行きましょうよ。