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Posts Tagged ‘政治的中立’

参院選を前に。

 

圧倒的な現政権への支持率と、投票率が50%を下回るのではと噂されるほどの有権者の関心の低さ。そうした中で行われる今回の選挙を前にして、巷に溢れているのは自民党圧勝を予想する声。
そんな中、1人区において自民党が勝てない可能性がありそうなのが、秋田、岩手、沖縄と言われている。僕もすごく注目している。特に秋田と沖縄に。

 

秋田の松浦大悟氏。選挙制度の弊害のひとつは、政治家が「目に見える、分かりやすい、票を集めやすい」ものに取り組みがちだということ。実際、ほとんど全ての政治家がそうであると思う。一方で、選挙に勝つというのは彼らにとって最大の、そして最低限の目標である以上、仕方がないことなのだとも思う。今のシステムの中で、政治家個人を責めることはできない。
一方で、「目に見える、分かりやすい、票を集めやすい」ものではない、しかし必ず必要なものもある。誰かがそれをやらなきゃならない。松浦さんはそれをやってきた人だと思う。社会のために、自分の信念をもって、自分の価値観に沿って動くというのは、簡単なことではない。特に、政治家という職にありながら貫き通すというのは、僕が思うよりも何倍も大変なことなのだと思う。僕は彼を尊敬している。そして、日本の国会に間違いなく必要な人だと思っている。

 

沖縄。ここにきて9条改正を明確に言及し始めた安倍総理。沖縄県民は参院選でどういう答えを出すのか。9条改正反対、せめて沖縄だけはNOを突きつけてほしいと思う(もちろん、広島と長崎も)。せめてそれだけは、と思う。

 

 

自民党の圧勝、僕はそれが望ましいとは思わない。だから、今回もやっぱり投票にいこうと思う。自分の1票がどれだけの意味を持つのか、そんなことを考える前に、投票することが先だと思った。

そして、こうしてブログを書こうとも思った。僕がこうして書くことで、果たして何票動くのかは分からない。むしろ、1票も動かないと考えるのが普通だろう。だけど、それでも書こうと思った。

 

 

先日、湯浅誠さんがこんなことを書いていた。

 

——————「最善を求めつつ、最悪を回避する」ことが重要

 

そして、こんなことも。

——————政治的中立とは、すべての候補者を平等に評価します、ということ。政治総体に対して批判的立場を堅持とは、「どうせ誰がやったってダメだよ」とか言いながら棄権する(もしくは白票)ということ。でもそれは、私がやらなくてもマスメディアがやっているし、多くの有権者がやっている。

 

 

僕も、それに倣おうと思う。

 

【ひとりごと】

あと2日。