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「報連相」と「優先順位」

 

 

小さい頃から、「報連相」と「優先順位」は強く意識してきたと自分で思う。ただ、そうしたことの大切さを自分で気づけたわけではなく、周りの大人に教えられてきた。特に「報連相」に関しては、父親から徹底されていたように思う。報連相をしっかりしながら生じた問題に対しては全力でサポートしてくれたけど、報連相を怠った時には問題が生じたことよりも先にそれを責められた。

優先順位はそうして伝えられたものではなかったけど、自ら自然と優先順位をつけざるを得ない環境においてもらえた。子供の頃、クラスのみんなのお小遣いが月いくらなのか、お年玉を含めてお小遣い以外の臨時収入がどれくらいあるのか、お互いに聞き合って、みんなそんなものかと安心したり、想像以上にみんながもらっていることに驚いたり。そうした経験は誰しもあると思う。僕は常に後者だった。我が家が特別貧しい家庭だったというわけではないけれども、両親の教育方針だったのか、一ヶ月のお小遣いも、お年玉も、常にクラスの最下層だった。お小遣いアップを直訴したこともあったけど、そうしたら「お手伝いしたら10円」制度が導入された。額としては微々たるものだったけども、それでもお小遣いが増えるのは嬉しかったし、今にして思えば自分で働いてその対価を得るということを感覚的に学べたのはすごくよかった。

そうした状況は一人暮らしをしている今も変わらなくて、生活費は全て自分で稼いでいる。仕送りをもらっている周りの多くを見ると羨ましく思うこともあるし、たとえ学費は両親に払ってもらっていたとしても、それでも自分のお金で生活していることには一種の自信めいたものも感じている。自分の生活費は自分で払う。さらにその上で、色んな活動をして、旅もしている。そのために、徹底している「優先順位」。これがないと生活が成り立たないし、プラスアルファの活動に資金が回せない。時間だけでなく、お金に関してもひたすら優先順位。だから、そうして優先したものは本当に大切なものだし、ムダにはできない。

 

大変そう、と言われることもあるけれど、自分の与えられた環境・境遇を如何に楽しむか、活用できるか。それが大事だと学んでいる。そういう意味で、“お金が多すぎない”今の生活に、そしてそうした環境を与えてくれた両親にすごく感謝している。

 

【ひとりごと】

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