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科学がすごく無力なものに感じられる。
獣医学と社会正義をどう結びつけることができるのか分からない。
分かってたつもりだったけど、ここにきて分からなくなってる。
科学は政治に翻弄されることもあるし、科学者が意図しない使われ方をすることもある。
社会問題を直接解決するわけではなく、解決できるかもしれない人や組織を動かすだけ。
社会問題を明らかにすることは、場合によっては正義でもなんでもない、好奇心による荒しにしかならないこともあると知った。社会問題を明らかにする人たちは、必ずしもその解決を念頭に置いているわけではないと感じた。
何のために研究しているのか、分からなくなることがある。
何ができるか、どう見られたいかではなくて、何をしたいか。それが大切なのはよく分かってるつもり。
だけど、自分がしていきたいことと自分が今やってることが繋がらない。繋げようとして、繋がるような道を進んでいるつもりなんだけど、目的地への中間地点が見つからない。
科学は本当に社会を変えられるんだろうか、社会を変えるために存在しえるのだろうか、と思ってしまったりもする。
科学も社会正義も、両方とも全然まだまだ偉そうなことを言えるようなことは何も成し遂げてなくて。だからあれこれ考えてもしょうがない、とりあえず我武者らに手と足と頭を動かすこと、そう考えて少しずつ進んできたつもりだけどやっぱり苦しい。
という感じで、すごくモヤモヤしてます。
モヤモヤしてるなんて言うと、その原因までモヤモヤしてきてしまうのでほんとはあまり言いたくはないんですが、既に十分なくらいモヤモヤしてるのでまあいいやと。
研究室で一人でモヤモヤしながら一人でモヤモヤした実験してても非生産的だと感じたのと、こうやって考えてること感じてることを他人と未来の自分に向けて一方的に発信することが足りてないと感じたので、久しぶりにブログにしてみました。
社会の役に立つことが大前提。
今日はゼミの発表でした。
今回選んだのは、ケニア・ナイロビの近郊にあるKiberaスラムにおける重金属汚染と、住民の意識調査に関して。世界でも有数の高人口密度と広さ、人口を誇るKiberaスラムで、食料不足解決のために近年行われているsack gardeningと呼ばれる農法に潜む危険性を指摘する論文でした。数年前からはフランスのNPOの支援も入り、本格的な耕作地が確保できなくても簡便に行える手法として注目されていましたが、いろいろと問題もありました。
リファレンスを中心に周辺情報もかき集めましたが、もう少し比較対象があればよかったな、といった感じでした。また、社会へのインパクトや重要性・その位置付けなんかも分かりやすく示せたら、との指摘も頂きました。
単に汚染状況だけのサーベイランスに留まらず、こうして実社会が直面している問題も交えながらの視点で見ると、すごくモチベーションが上がります。ということで、明日からまた頑張ります。
【ひとりごと】
夏にKiberaを実際に見れたら、と思う。
GW、充実しています。
今年のGWも終盤ですね。
と言っても、実感の伴わない完全な人事です(笑)
僕は研究室とバイト、そして食事とシャワーと睡眠のためだけの帰宅を繰り返すいつも通りの日々を送っています。いつもと違うのは、授業が無いので色んなことがサクサク進むということくらいでしょうか。
思えば、去年や一昨年もあんまり変わらなかった気がします。ちょっと変わったのは、家で行っていた会議やメールチェック、書類作成が研究室で行われるようになったことくらい。年末年始やお盆も似たような感じですし、ここ3年くらい社会から完全に乖離している気がします(笑)
ただ、今日気がついたことがひとつ。
先月1日から正式に研究室に配属して頂きましたが、4月2日に札幌に帰ってきて以降、土日祝日を含めて研究室に行かなかった日が一日たりとも無いということ。休みの日に行くことを強要されたりはしてないですし、そんなに毎日行かなきゃどうにもならないような状況でもないんですが、自然と毎日行ってます。
つまり、好きなんでしょうね。こうして、苦せずして自分の意志としてやっていられること、最高ですね。本当にありがたいことだと思います。ということで、なんだかんだで僕にとってはこれが充実したGWなんでしょうね(笑)
【ひとりごと】
楽しいだけじゃなくて、その先に結果を出さなきゃならない。
被爆国として、何を思う。
米国のとあるジャーナリストによる、ファルージャを含むイラク各地で先天性の疾患や奇形が異常に増えているという記事。
日本のイラクへの自衛隊派遣は、すでに名古屋高裁で違憲が確定している(2008)。こうした紛争に憲法を犯してまで関与した責任を問わなければならない。ましてや、日本もかつて原爆によるその後の健康被害を経験している。世界の風潮がどういったものになろうとも、日本人として、日本国として、守るべきものを守らないといけない。
以下、要点のみ一部翻訳。
・腎・肝・肺などの各臓器疾患のほか、免疫系全体の崩壊なども。劣化ウラン被爆が多く報告され、死流産も相次いでいる。
・イラクでの公的医療の割合は約50%。民間セクターにおける実態は不明だが、実際はさらに多くの先天疾患等がおこっているかもしれない。
・地域に分けて見てみると、米軍が爆撃を行った回数や規模と、こうした報告の数には相関があると考えられている。実際、ファルージャには二度にわたって大規模な軍事包囲および大量の劣化ウラン弾、白リン弾を使用している。また、こうした地域で検出されるのは鉛・水銀・ウランであり、これらは実際に弾薬で使用されているものである。
・1977年のジュネーブ諸条約第一追加議定書第35条は、過度の傷害または無用の苦痛を与える武器の使用を禁じている。劣化ウランの使用はこれに該当し、明らかな国際法違反と考えられる。
詳細は原文を参照ください。
【ひとりごと】
こういう研究もできたらいい。そういう関わり方もある。
毒性学教室に配属して頂きました。
昨日札幌に帰ってきたということで、今日は新年度初の研究室。
そういえば、5年生ということで正式に毒性学教室に配属が決まりました。少なくとも2年はここで過ごすことになります。
学部生だから、5年生だから。周りから言われることは多いですが、自分の中では決して言い訳することなく日々精進していけたらと思います。
よろしくお願い致します。
【ひとりごと】
環境を最大限生かす。
African symposium
大学院Leading Programの一環として開かれたAfrican symposiumに参加してきました。
本学大学院所属のアフリカからの留学生に加え、日本人大学院生、新しくアフリカから来日頂いた先生の話も聞くことができ、重金属等による環境汚染に関わる研究の一端を感じることができました。一方で、話の内容が分からなかったり(英語力の問題もありますが)、アフリカで研究を進めることの難しさも新たに知ることができ、たくさんの壁に気がつくこともできました。
ちなみに、参加者のほとんどは教職員・大学院生、5年生が少し、4年生以下は僕一人という若干アウェー感溢れる感じでしたが、逆にリラックスできました。アフリカンな雰囲気は、なぜか落ち着きます。
【ひとりごと】
最近こういう記事しか書けてない。
追いコンでした。
今日は2つの追いコンに参加してきました。
日にちが被ってしまったので一方は一次会のみ、もう一方は途中からの参加になってしまいましたが、すごく良い会でした。
後輩は先輩を超える義務がある。
2年後、きっちり越えてドヤ顔できるよう、謙虚に頑張ります。
【ひとりごと】
6年間お疲れさまでした。
試験期間が終わりました。
今日で試験期間終了。研究室関係、レポート、外科実習とかはまだありますが、とりあえず4年生の授業は終わりです。春からは無事に5年生に進級できそうです。
また、試験期間中は多方面の方々に色々とご配慮頂きました。ありがとうございます。今日からまた、よろしくお願いします。
【ひとりごと】
学部生生活が3分の2終わってしまった…。