尊敬と嫌いは案外近いとこにある。

 

僕が尊敬している、そして大嫌いな先輩が札幌に来ていたので、久しぶりにお会いました。
関東の大学を去年卒業して昨春から道東で働いている人でしたが、いろいろとすれ違いもあって、なんだかんだで１年振りの再会でした。

 

その先輩に初めて会ったのは3年前。当時の僕にとってそのインパクトはまさに破壊的で、僕の中のいろんな価値観やら常識やらがひっくり返されました。二次的な変化も含めれば、この先輩に会っていなかったら僕の大学生活は98%くらい変わっていたと思います。

尊敬している、大嫌いな、って書くとまるで違う人みたいですが、同一人物です。
僕が尊敬している人というは、たいていの場合嫌いな人でもあります。尊敬している人というのは、自分が大きな学びを得られる人であったり、自分より何か秀でている人です。人一倍以上の負けず嫌いな僕にとっては、これが悔しい。自分の未熟な面を思い知らされるようでもあって、こうしたことから嫌いという感情にも繋がります。
だけど、こうした感情は僕を前へと進める大きな原動力でもあります。負けたくない、追い越したい、あるいは他の面で圧倒したい。そういう意味で、尊敬している人は大嫌いでもあるけど、一方で非常に感謝もしています。

 

実はこの１年会っていなかった間、ちょっとずつ追いついてきているじゃないか感を勝手に自分の中で感じていたのですが、今日会ってみたら全くの間違いだったことを思い知らされました。勘違いも甚だしいですね。
この１年の自分を情けなく思いもしますが、一方でこの絶望感、嫌いじゃないです。この先輩のことをさらに尊敬できたし嫌いにもなれたので、僕もさらに歩みを早く進めていけると思います。

ということで、今後も僕の嫌いな人であり続けて頂けるよう、よろしくお願いします。

 

 

【ひとりごと】

越える義務がある。