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仕事の枠にとらわれない。

 

今日の午後の実習は、北大獣医学部OBの方の講義でした。
昨年まで旭山動物園で勤務されていた方だったので、主に動物園の仕事について…と思いきや、そんなことはありませんでした。

動物園獣医師という自分の”仕事”の枠を越えて、個人として色んな活動をしている方でした。獣医師というものを単に自分の仕事としてだけではなく、自分を構成する一部として日々の生活の中で生かしていました。地域への啓蒙だったり、勤務終了後の活動だったり、あるいは「そんなとこまで?」という部分も、獣医師である自分を生かしまくっていました。それでいて、もちろん仕事面もプロフェッショナル。

旭山動物園を退職されたのも、「獣医師である自分」の「獣医師としてのライフプラン」を考えたからではなく、「獣医師でもある自分」の「人としてのライフプラン」を考えて、とのこと。

 

獣医師という肩書きの枠に決してとらわれずに、それでいて獣医師である自分を最大限生かしながら、自分の信念に忠実に、かつ社会のために生きている。そんな印象を抱きました。

 

なんだか偉そうなことばかり書いてしまいましたが、獣医師の方からこうした種の話を聞くことはなかなか珍しいので、僕にとってはすごく良い機会になりました。「獣医師としてのプロフェッショナル」をテーマにした話は多く聞きますが、僕にとっては「プロフェッショナルに生きる人(獣医さん)」の方が心ひかれるものがありますね。

 

P.S.

獣医師である前に社会人。社会人である前に人。

 

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